2012年11月26日月曜日

Honda Nシリーズ、2012年度グッドデザイン金賞を受賞

N BOX+ G・L Packege 2-tone Color Style

今年発売された軽自動車の中でダントツの人気を誇る、HondaNBOX(エヌ ボックス)」と「N BOX+(エヌ ボックス プラス)が、公益財団法人 日本デザイン振興会が主催する2012年度グッドデザイン賞の「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」を受賞した。

2012年度グッドデザイン賞の審査では、「軽自動車をそしてクルマをもう一度やり直したい。日本の人や街や生活をとことん見つめて誰もが使いやすいものを作りたい。それがきっと生活を変え乗る人の生き方も変えていくと思う」というコンセプトと、「大きさに決まりがある軽自動車で、Hondaのクルマづくりの原点である『メカは小さく、人のための空間は大きく』の思想に基づきプラットフォームとパワープラントを新たに開発し、軽乗用車の概念を超えた室内空間を実現」したこと、加えて「新開発のエンジンとトランスミッション、さらにアイドリングストップ機構とあいまって走行性能と燃費性能も両立した」の経済性と環境性も評価されてのグッドデザイン金賞の受賞だった。

ちなみに、グッドデザイン賞は国内唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動で、意匠性、機能、品質、安全性などの基本要件はもちろん、暮らしへの提案までを含んだ質の高さが総合的に審査されるもの。

また、グッドデザイン金賞は、本年度のグッドデザイン賞全受賞対象の中でも、総合的に高い評価を得た「グッドデザイン・ベスト100」 の中から、1122日に東京ビッグサイトで開催された特別賞審査会にて決定し、1125日に発表されたもの。

グッドデザイン賞詳細は、日本デザイン振興会グッドデザイン賞公式サイト参照のこと。

N BOX G(プレミアムホワイト・パール)

2012年11月13日火曜日

Honda超小型EV「マイクロコミュータープロトタイプ」を公開 

 Hondaは、2011年の東京モーターショーで初公開したコンセプトモデルを進化させた超小型ボディでありながら、ドライバーと子ども2名の乗車を実現する、超小型モビリティー、車両区分欧州L7カテゴリー(欧州二輪カテゴリーのひとつ、EVではバッテリーを除き重量400kg以下、出力15kW)以下を視野に入れた近距離移動用の超小型EV(電気自動車)「マイクロコミュータープロトタイプ」を公開し、2013年より実証実験を開始することを発表した。


このプロトタイプの設計コンセプトである「Variable Design Platform」を採用した車両で、2013年から日本での実証実験を開始する。実証実験では、子育て層や高齢者層の近距離圏内の日常的な移動支援のほか、宅配や通勤、カーシェアリングといったさまざまな用途での可能性が検証される。

同車両では、バッテリー、モーター、コントローラー等を床下及びリアスペースに配置し、動力機能をコンパクトに完結させたプラットフォームであるVariable Design Platformを採用することで、さまざまな用途や顧客の要望に合ったボディや内装を、既存の自動車より比較的容易に開発・生産することを可能にしている。

因みに主要諸元は、全長2,500mm、全幅1,250mm、全高1,445mm。最高出力が15kWで最高速度は80km/h、最大航続距離は60km程度。充電時間は3時間未満。使用バッテリーはリチウムイオンとされる。

また、その他の特徴として、個人所有のタブレット端末をそのまま使用して、メーター類の表示やナビゲーション、オーディオ、バックモニターなどの機能に応用したり、ルーフに設けた太陽電池でタブレットのバッテリーを充電することが可能とされ、さらに、この太陽電池は将来的には太陽エネルギーによる走行補助を目指して研究を継続される。

加えて、さいたま市で先行実証実験を開始しているHSHSHonda Smart Home System)との連携により、単にEVということではなく家庭用蓄電池としても機能させ、日常生活におけるエネルギーマネジメントの最適化でCO2削減効果や顧客価値を検証していく予定で、Hondaは今後も、環境への負荷を最小限にしたうえで、移動する喜びや楽しさを拡大する次世代のモビリティーの提案を目指して、積極的に研究開発に取り組んでゆくとのこと。

2輪と4輪の両方を生産するメーカーでもあり、常に環境を意識した企業姿勢を貫いてきたホンダのこのカテゴリーでの取り組みには注目して行きたい。



2012年11月4日日曜日

HONDA N-ONE発表会場から

 Hondaの新たな軽乗用車「N-ONE(エヌワン)」が、111日、「六本木カローラ」なんていうバブルの時代に某ドイツ車を揶揄した言葉が生まれた街にある、六本木ヒルズアリーナに現れた。
そして、そこには、今の日本の世相にフィットした新たな大衆車候補のこの「N-ONE(エヌワン)」と懐かしいご先祖様のN360の両方が展示されていた。(布施和宏)

好調のNシリーズ育ての親。Hondaの日本営業本部長の峯川氏。

六本木カローラの聖地で行われたN-ONE発表会。プレミアム軽自動車にかける
ホンダの攻める姿勢の表れだ。2トーンのルーフは丁寧に手塗りでペイントされる。

男性目線ではチョッピリ可愛すぎるかに見える第一印象だが、目線を変えると力強いホンダ顏も見せる。
チョット手を加えるとかなりオーナー好みに豹変するだろう。

360へのオマージュを感じさせる思い切りの良いデザイン。ここはボディカラー、ルーフカラーの組み合わせでかなり印象が変わる。この台形デザインのフォルムで軽自動車としては大きな室内空間を得るためにはN BOXで達成した「M・M思想」による箱庭的超絶コンパクトエンジンおよびドライブトレーンがあってできることだ。

N360に比べたらほとんど半分ほどしか無いサイズで倍近い排気量と倍以上のパワーを生み出すコンパクトなターボエンジンは
HondaF-1からの技術を受け継いでいるとか。
カスタマイズも豊富だ。ヘッドライトがリング状に光るLEDポジションランプは標準。こちらはエンブレムイルミネーション付。スワロフスキーによるドアミラー、シフトゲートカバーデコレーションもある。
何と力強くそれでいて愛嬌のある顔立ちなのだろう。当時、コスト要因の高かった、鉄製バンパーのメッキの見せ方にこだわり、折り返しの角度についても宗一郎氏とデザイナーとの間に厳しいやり取りがあり、結果的に車に近づくヒト目線で最も光り輝く角度に処理されている。
スケ感の強いフロントグリルから強制空冷4ストローク2気筒SOHCエンジンがのぞける。日本の道路事情がかなり改善され、
走行中のホコリ対策の必要が薄れてきた頃である。

このN360の大ヒット、そして1969年発売のホンダ1300の不振、この後、空冷エンジンに絶対的信条を持っていた本田宗一郎氏との間に、いわゆる空冷水冷論争が勃発し、宗一郎氏は技術の第一線から身を退く決断をした聞く。

1967年発表のN360。当時の月間販売台数トップの座をスバル360から奪取した。
軽快で小粋なクルマは流行のVANに身を包むようなファッショナブルな人々にも受け入れられた。
60年代デザインとしてはモダンでオシャレなリヤエンド。独自の美学を持つ本田宗一郎氏が最後までこだわって手を入れたといわれる。