2012年11月4日日曜日

HONDA N-ONE発表会場から

 Hondaの新たな軽乗用車「N-ONE(エヌワン)」が、111日、「六本木カローラ」なんていうバブルの時代に某ドイツ車を揶揄した言葉が生まれた街にある、六本木ヒルズアリーナに現れた。
そして、そこには、今の日本の世相にフィットした新たな大衆車候補のこの「N-ONE(エヌワン)」と懐かしいご先祖様のN360の両方が展示されていた。(布施和宏)

好調のNシリーズ育ての親。Hondaの日本営業本部長の峯川氏。

六本木カローラの聖地で行われたN-ONE発表会。プレミアム軽自動車にかける
ホンダの攻める姿勢の表れだ。2トーンのルーフは丁寧に手塗りでペイントされる。

男性目線ではチョッピリ可愛すぎるかに見える第一印象だが、目線を変えると力強いホンダ顏も見せる。
チョット手を加えるとかなりオーナー好みに豹変するだろう。

360へのオマージュを感じさせる思い切りの良いデザイン。ここはボディカラー、ルーフカラーの組み合わせでかなり印象が変わる。この台形デザインのフォルムで軽自動車としては大きな室内空間を得るためにはN BOXで達成した「M・M思想」による箱庭的超絶コンパクトエンジンおよびドライブトレーンがあってできることだ。

N360に比べたらほとんど半分ほどしか無いサイズで倍近い排気量と倍以上のパワーを生み出すコンパクトなターボエンジンは
HondaF-1からの技術を受け継いでいるとか。
カスタマイズも豊富だ。ヘッドライトがリング状に光るLEDポジションランプは標準。こちらはエンブレムイルミネーション付。スワロフスキーによるドアミラー、シフトゲートカバーデコレーションもある。
何と力強くそれでいて愛嬌のある顔立ちなのだろう。当時、コスト要因の高かった、鉄製バンパーのメッキの見せ方にこだわり、折り返しの角度についても宗一郎氏とデザイナーとの間に厳しいやり取りがあり、結果的に車に近づくヒト目線で最も光り輝く角度に処理されている。
スケ感の強いフロントグリルから強制空冷4ストローク2気筒SOHCエンジンがのぞける。日本の道路事情がかなり改善され、
走行中のホコリ対策の必要が薄れてきた頃である。

このN360の大ヒット、そして1969年発売のホンダ1300の不振、この後、空冷エンジンに絶対的信条を持っていた本田宗一郎氏との間に、いわゆる空冷水冷論争が勃発し、宗一郎氏は技術の第一線から身を退く決断をした聞く。

1967年発表のN360。当時の月間販売台数トップの座をスバル360から奪取した。
軽快で小粋なクルマは流行のVANに身を包むようなファッショナブルな人々にも受け入れられた。
60年代デザインとしてはモダンでオシャレなリヤエンド。独自の美学を持つ本田宗一郎氏が最後までこだわって手を入れたといわれる。











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