| 11月1日六本木の特設会場で賑々しく行われたN-ONEの発表会。 |
N BOX、N BOX+ とこのところ軽自動車市場で立て続けにヒット作を送り出してきたHondaから、いよいよNシリーズ第3弾となるN-ONEが発売となった。
モーターショーでこのコンセプトモデルがお披露目になった時から、注目を集め、同時に話題の中心になったのがこのデザイン。そのご先祖さまは1967年の生まれのN360であることは衆知で、その当時、なぜNだったか、という話から、今回のNew Next Nippon Norimonoというこのシリーズのキャッチフレーズがひねり出されたのである。
Honda初の市販軽乗用車であったN360は、その後のHondaの車作りの基礎になったモデルでもあり、Hondaの車作りの考え方の原点と言われる「M・M(マン・マキシム/メカ・ミニマム)思想」、人のためにスペースは最大に、メカニズムは最小に、という考え方の初代の具現化例でもある。
N-ONEでは、さらに「これからの日本に新たしい乗り物を提案したい」、「長く愛されるクルマを提案したい」と言う思いが込められ、新しいベーシックカーの創造を目指して作られたとのこと。
大人4人がくつろげる室内空間、優れた加速性能、軽量かつ高剛性のボディーと、専用サスペンションの採用で高速道路でも安定した走行性能と高い静粛性を目指したとされ、27.0km/Lの低燃費と、軽自動車としては初めて、急ブレーキ時にハザードランプを高速点滅させて後続車に注意をうながすエマージェンシーストップシグナルという新たな安全装備、VSA(車両挙動安定化制御システム)、HAS(ヒルスタートアシスト)を全タイプに標準装備。サイドカーテンエアバッグシステムと前席用i-サイドエアバッグシステムを標準設定とするなど安全装備も充実している。
さらに、特徴的なのは軽自動車のジャンルを超えた上質なエクステリアとインテリアを採用した「N-ONE Premium(エヌワンプレミアム)タイプを設定。全11色のボディーカラーと、ボディーとルーフが塗り分けられた2トーンカラースタイル仕様も設定されるなどで、豊富なバリエーションから好みの1台がチョイスできる展開となっている。
さて、このN-ONE、ターゲットはずばり若者と、クルマのダウンサイジング化を好意的に受け止める団塊世代との両極。N360を知らない世代とそのデザインモチーフをこよなく愛する世代の両方に、このクルマが受け入れられるのか否か興味が深いところ。
実車のエクステリアデザインは好みの対象になるのだろうが、フロントの小さなパワーユニットのもたらす、同社のスモールカーFitを超えた2020mmの室内長を誇る室内空間の大きさは魅力的だし、インテリアの上質な仕上がりも魅力的ではある。
動力性能は他のNシリーズと同様で、最高出力がNAでは43kw(58ps)/7,300rpm、ターボモデルでは47kw(64ps)/6,000rpm、最大トルクはNAでは65N・m(6.6kgf・m)/3,500rpm、ターボモデルでは104N・m(10.6kgf・m)/2,600だが、車重がN BOX、N BOX+では930〜1,010kgであるのに対して840〜900kgに収まっているのだから、とりわけターボモデルでの走りには期待できそうだ。因みに加速性能はやはりFitに劣らないとのこと。
Nシリーズ第3弾のこのN-ONEは、その仕上がりからも新たな世代の軽自動車であることは言うまでも無く、同時に好調にも後押しされた、このクラスでのHondaの本気度が強く感じられた1台である。月販10,000台を狙うモデルでもある。(モリ ヒサシ)
詳細は以下から。http://www.honda.co.jp/N-ONE/
N-ONEの生みの親、開発責任者の浅木氏(奥)と本田技研工業日本営業本部長の峯川氏。
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| 駐車場にこんな1台が停めてあったら、ちょっと良いかも。 |

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